5月3日、陽希がカッパクラブのリバーガイドの資格限定を解除した。
陽希は一昨年の7月にカッパクラブのリバーガイドとなったが、カッパクラブのガイドには技量に応じたランク分けがある。
そのランクによって、ガイディングができる川の水量が限定される。
昨年もそのランクを上げてきていたが、今回はとうとう限定解除に合格した。
このことは、川下りの全てにおいて信頼されるガイドである証拠であり、カッパクラブの一人前ガイドとして、世界のどの川に出しても恥ずかしくない保証でもある。
そうはいってもまだ新人の域を出ていない。川での経験量が絶対的に少ない。
これから、お客様を乗せた状態でいろいろな状況を経験することになる。
いろいろな経験値を積み重ねていくことがアウトドアでは必要だし、それが自分自身の揺るぎない信念となる。
それと限定解除になったことで、ガイド料が大幅にアップする。
収入源の少ない陽希にとっては、これは非常に助かることになる。
水量の多い中でのガイディングは、揺るぎない艇コントロール、他艇の細かな状況確認とコミュニケーション、想像力を働かせたリスクマネージメント、一瞬一瞬の判断とアクションなどなど、よりシビアな技量が求められる。
歩合の良い収入で、こうした素晴らしい経験を積み重ねられる仕事は、とても貴重である。
こうした機会を与えてくれているカッパクラブに感謝したい。