
第9レグ:キャニオニング
距離:約50km
大会4日目。このキャニオニングセクションは、トップチームですら主催者の予想時刻より大幅に遅れる。どのチームも疲労がピークに達し、雰囲気が崩れてきている。またこのセクションを終えて病院に搬送される選手も出てきた。ナビゲーションはさほど難しくないのだが、ともかくひたすら長いセクションである。
ここでも田中が調子の出ない駒井の荷物を持って、彼を牽引。負担のかかった田中もかなり疲労困憊に陥る。
途中60mユマール、130mの懸垂下降がある。ユマールに慣れている田中は10分程度で上りきったが、慣れていない駒井は30分、佐藤は40分かかってしまった。今回のレースはユマールの得意・不得意が命取りになる。
(写真:足の治療中、ほとんど目の開かない駒井)