最後尾の岩崎勉は境峠の長いアスファルトにいた。上高地で食糧が尽き、この境峠に差し掛かった頃はすでに夜で、どの店も閉まっている。買い足しできない岩崎は、ジュース類だけで22時間走った。
そして3日間14時間で木曽駒高原スキー場に到着。これから中央アルプスに入る。筋力は元気だが足のマメがひどい。
市野瀬の関門時間が17日20:00。中央アルプスを飛ばさなければ岩崎は関門時間にかかる可能性もある。初挑戦の岩崎、がんばれ!
次位を行く岩瀬は仕事の都合で、3日間15時間目にレースを中止。呼び掛け人ゆえに辛い選択だが、ここで岩瀬は中央アルプスを終え、駒ヶ根高原にて終了。
岩瀬がレースを中止する頃、トップを行く間瀬は市野瀬のデポ地点に来ていた。
(写真:22時間後にやっと食事を摂る岩崎)