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『Cowboy Tough』を終えて

『Cowboy Tough』を終えて

【田中正人】
今回のチーム目標としては、トップを狙う真剣さを持って戦い、実際10位以内の成績を収めることでした。
実力的にはチームの総力を結集して一丸となる必要がありました。つまり、各メンバーが持てる力の100%を出し切り、チームとして1+1+1+1=4という力になるようにする意識が重要でした。さらに言えば、お互いのことを自分事として捉えてフォローし合い、誰も余力を残すことがないように常に徹底する必要がありました。
しかしながらトップを狙う勢いが長続きすることはなく、逆に追い込みすぎて体調を崩しペースを落とす結果となりました。その時にこそ、先ほど述べたチーム力の真価が問われる状況でした。
しかし残念ながらその後の戦略や困難時の対応という点で、チームのまとまり、コミュニケーション力、団結力が十分ではなかったと感じました。自分自身も序盤は体力的に余裕が無く、冷静で責任感のある言動が常に取れていたか自信がありません。チームが求めるレース展開になっていない時こそ、メンバーひとりひとりが自分と戦い、チームとしてどうするべきか真剣に考える必要があります。他人任せ、惰性に流される、責任を負わない(責任から逃れる)、積極的に戦う意識を常時保ち続けることができない等々、人間の弱い部分と対峙する必要がありました。その中でも致命的に体調を崩した高濱をチームが支え、高濱も自分の弱さをさらけ出し、気持ちを素直に出したことでチームの結束力と士気が上がる場面もありました。一時26位まで後退しましたが、最終場面で20位まで回復させたことは一時リタイヤまで考えたのに最後まで諦めずに戦えた証であります。
良かったこと悪かったことをしっかり総括して今後の糧にしたいと思います。
応援ありがとうございました。


【田中陽希】
今回のレースは前回大会以上に強豪揃いとなりました。予測通り序盤から早いレース展開となり、必死に流れに乗ろうと努めました。しかし、序盤から2000m~3000mの高地でのレース環境、昼夜の激しい気温差に、地力の劣るチームはズルズルと順位を落とし、後退する結果となりました。
それでも、現状を打開しようとあきらめず前進を続け、レース4日目にようやく自分たちの思い通りのレースをすることができ、なくなりかけていた自信も、踏みとどめることができた気がします。
今回のレースでも、さまざまなトラブルやミスをおかしてしまい、自分たちの首を絞めてしまいましたが、改めてアドベンチャーレースはチームレースであり、チームレースの難しさを感じる結果となりました。
時差15時間の日本よりたくさんの応援パワーを送って頂き、誠にありがとうございました。



【西井万智子】
日中は暑く朝方は霜が降りる程寒く、気温の変化に対応するのが大変でした。また、標高も高かったので、トレッキングではすぐに呼吸が上がりベースが落ちてしまう事もありました。
チームの一人が自分で体温を発する事も出来ないという状況になってしまった事に関しては、個人の責任ではなく、メンバー全員の責任であり、自分の事で一杯一杯でリスクマネージメント出来なかったと反省してます。前回のレースで睡眠をできるだけ取らずに、攻めの姿勢で行った結果後半に潰れてしまいましたが、今回はメンバーで相談しながら1日3時間睡眠を取りました。結果睡魔に襲われる場面もありましたが、今回の方が集中してできたと思います。
応援して頂き、ありがとうございました。



【髙濵康弘】
レース序盤は持てる力を発揮できたものの、中盤以降は力不足でチームの脚を引っ張る結果となってしまいました。最初のトレッキングセクションの終盤で食事がうまく取れない時間帯があり、よくある事なので暫くすれば改善するだろうと高を括っていました。結局この不調がこの後2日間以上改善せず、エネルギー不足のまま歩を進める事によって体温調節すらままならない状態にまで陥ってしまいました。序盤と後半のスピードを考えると、私の不調が順位を落とす最大の原因であったことは間違いありません。
一方では、課題の一つとなるであろうと予想していた主催者側とのコミュニケーション力(語学力)不足に起因した情報の欠如による不利益は発生しなかったのが幸いでした。
応援いただいた方々に、お約束通りの結果を持ち帰ることが出来ずに、大変申し訳なくお詫び申し上げます。これからまた、前を向いて足りないものを改善して行きたいと思います。
応援、ありがとうございました!



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