【NIAR】レースを終えて

【田中正人】
今回、女性2名というチームとして初めての挑戦でありましたが、それをハンディとしない戦略重視の目標を立てました。しかしながら、経験の浅いメンバーによるトラブルやタイムロスが目立ち、まともにレースを展開するには厳しい状況でした。特に大切なチームワークについても、歯車が噛み合わないどころかチームとして成り立っていない状況にまで追い込まれる事態となりました。それでも前に力強く進むことは緩めることなく、トラブルが発生しても心挫けることなく前進し続け、11位で完走することができました。今回のチームは「最低であり最高なチーム」という表現しかできません。人間関係は一筋縄ではいなかいものです。人が集まってチームを作り、過酷なことに挑戦することの難しさと面白さを再確認することができました。

【小倉徹】
今回は自分のためにではなく「誰かのために」を個人的にテーマとしレースに挑みました。しかしながらレース本番はその気合が空回りする場面が多く、自身の体に大きな負担をかけチームの巡行速度を落とす場面もありました。前回のExpedition Canadaで感じた自分のフィジカルの弱さや対応力の弱さを改めて痛感しました。チームとしてはレースが進みにつれてメンバー間で感情的になりチームコンセプトから逸脱してしまったり、一番律さなければならないシーンでだらけてしまったり、振り返ればチームとしての反省点はたくさん出てきました。決して良いチームで無かったですが、面白いチームであり楽しいチームでした。とにかくどんな困難が立ちはだかっても荒いながらも前に進み続けるチームでした。フェロー諸島の地でこのチームで戦えて学び大きレースとなりました。

【所幸子】
今回は「最速・最善・最高」をスローガンに、それぞれが熱い想いを持って挑んだレースでした。しかしながら、思わぬトラブルが発生したり、経験の差や考え方の違いから、その熱量をチームが前に進む力に変えることがうまくできず、もどかしいレース展開となりました。後半は冷静さを失うシーンもあり、個人的にも反省は尽きません。しかし、これまでとは違うメンバーで挑戦したからこそ得られた学びがあり、うまくいった挑戦もありました。これらの学びを余すことなく次に活かすことで、もっともっと強いチームになります。応援ありがとうございました！

【神谷理紗】
たくさんの応援ありがとうございました。フェロー諸島の美しく厳しい自然環境に挑戦させていただき感謝申し上げます。レースでは、自分の経験不足を実感することが多々ありましたが、メンバー3人の心強いフォローのおかげで最後まで進み続けることができました。これが今持てる自分の力を出し尽くした結果です。今回の貴重な経験から得た学びと反省を今後活かしていきたいと思います。