Patagonian Expedition Race 2016 - EAST WIND 再スタート！

チリ時間 2/20 14:00（日本時間 2/21 02:00）

田中正人の怪我はネックカラーは着けているものの、鼻骨骨折のみということで、チームで話合い、レースの継続を希望しました。コースディレクターのStjepanは、その場からマスコミを排除し、「自分たちが何を言っているか解っているのか」と、チームと話し合いをしました。しばらくして、彼ら自身で彼らの身体を守るという強い意志を受け、医師の許可をもらい、再開を決定しました。

チームの気持ちはひとつ。怪我でスピリッツは崩れない。

ルール上、外部アシスタントを受けた場合、ペナルティが課されるか失格となります。EAST WINDは病院に行っていた約20時間のタイムラグがペナルティとなり、正人が転倒した場所からスタートすることになりました。

このレースは費用も莫大にかかるし、手がける時間や労力は並大抵ではありません。Stjepanは「もうこれで最後にしよう」と毎回思うそうですが、今回のEAST WINDのPERに賭ける想いを受け、「彼らのような人が、またレースをクリエイトしようって強いモチベーションになる」と、熱くなったそうです。Sjtepanが感情を出すのを初めて見るジャーナリストは「それ以上インタビューができなかった」と書いています。

Team EAST WIND、再スタートです。

再スタート場所は、正人が転倒した場所であるPC9から17㎞手前です。

PC8を出たのは、現時点で5チーム。

1. East Wind (着2/19 14:39 ― 発 14:55)
2. YogaSlackers (着2/19 21:22 ― 発 21:42)
3. GODZone Adventure (着2/20 01:52 ― 発 04:24)
4. Merrell Adventure Addicts (着2/20 12:59 ― 発 13:05)
5. M.O.B. Mind Over Body (着2/20 13:07)

PC9からはカヤック（6㎞）。このセクションは夜間行動禁止区間になるため、夜10時～朝6時は進むことができません。
この区間を夜10時までに終えられるかどうかが、レース展開を大きく変えます。

ご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。
チーム内で支え合い、やれるところまでやってみます。
引き続き、応援をお願いいたします。