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ラフティングチーム・テイケイと合同合宿を終えて

ラフティングチーム・テイケイと合同合宿を終えて

レースラフティングのプロチームであるチームテイケイとの6日間に及ぶ合同合宿が終わりました。
ラフティング技術を学べただけではなく、プロチームとしての心構え、取り組み姿勢に刺激を受けたことが一番の収穫だったかもしれません。

チームの気持ちが一つにならなければボートを自由自在に動かすことはできません。
各々が「こんな風にボートを動かしたい」という考えを持ってストロークを入れても(パドルを漕いでも)、メンバー全員の意思が完全に一致していなければ、お互いに相反する動きをしてしまうことにもなりかねません。
そのため各メンバーのストローク(動き)にではなく、全員がボートの動きや状態にのみ集中していることに感銘を受けました。

言葉で表現しにくいボートの微妙な挙動(慣性のついた状態とか横滑りしている状態など)に、メンバーで共有できる独自の言葉を使っていました。「ここではこういうボートの動きをさせたい!」というときに、チーム内で作った多くの独自言葉で意思を共有させているのです。
これらの言葉は15~16年前の初代のメンバーが作り始めて受け継がれているそうです。技術や思いも脈々と継承されていることにも驚きました。


ボートを上手く動かすには個々のメンバーのストロークに集中するのではなく、ボート全体の状態に意識を向ける。
個々のストロークに正解は無い。結果としてボートが思うように動けば良いだけだ。
だから全員がボートの状態に意識を向ける。
ボート前方のメンバーが動きのきっかけを作り、その動きを後方メンバーが受け継ぐが、前方メンバーがストロークのミスをしたら、引き継いだ後方メンバーが修正のストロークで補う。阿吽の呼吸でフォローし合える動きができるのは、常にボート全体の状態に意識が集中しているからだ。
この皆で動かしている「ボート」を我々の「チーム」に置き換えて考えてみると学ぶべきものが多い。
皆が各々の言動にではなくチーム全体の状態に意識を向ける。

そんなチームに作り上げていきたいと思いました。

今回、大変にお世話になった浅野監督をはじめ、チームテイケイの皆様に心から感謝申し上げます。

文:田中正人

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