日本山岳耐久レースを走り終えて

今年のハセツネは正直「完走できるのかな??」と思うくらい不安でした。
他にトレイルランニングのレースに今年は一つも出ていなくてレース勘という意味で不安があったし、レース前の準備という意味でもなかなか思い通りに出来なくて不安がありました。

そして一番の不安は走った量が今年は本当に少なかったという事でした。ただ３月末から今までチームやカッパクラブで様々な貴重な経験をして、間違いなく気持ちの面では強くなっていると思っていたので「行けるところまで行こう!!」と思っていました。

田中さんに課せられた目標は「８時間３０分」でしたが、自分の今の実力と状態を考えた上での自分の中での目標は「９時間をきること」で最低でも「昨年よりも早いタイム」でした。

序盤は偶然前を走っていた駒井研二さんについて行ける所までついて行こうと決めて走りました。

タイム的には第一関門と第二関門で良い感じでこのままのペースでいこうと考えていました。

ただ第二関門の月夜見の駐車場で脚が完全に終わってしまってペースを維持する事が出来なくなってしまいました。

でも第一関門第二関門と良い感じで来ていたので何とかゴールまで走りきろうと思っていました。

案の定ゴールまでの間で何人かに抜かれてしまってペースも落ちてしまったけれども、最後まで心が折れることなく何とかギリギリ９時間をきる事が出来ました。

田中さんの要求するタイムには届かなかったけれども確実に地力がついていると確信がもてたし、今回レース前に感じた不安要素の数々を改善できれば「来年は更に上にいける」とも思いました。