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チーム内で食い違い発生

チーム内で食い違い発生

現地時間:2011年1月31日(月)

昨日、パイネのトレッキングコース情報を得るためにいろいろ街中を動きました。

まず、トレッキングマップ探し&購入をしながら、トレッキングコースに詳しい人を探しました。最後に山岳ガイドいる観光センターにて、マニアックなルートに詳しい人を聞き出し、3名いることがわかりました。しかし、そのうち2名がPER関係者でした。もう一人はプンタ・ナタレスに居るということで後日行くということにしました。

こちらの地方では詳しい地図が存在せず、インターネットが普及してきた近年では、山岳ガイドが自分たちで歩いたGPS情報をグーグルマップに落として、お互いに情報共有しているそうです。なので、衛星写真にルートを落とした地図を使うのが一般的な感覚のようです。それで大会地図がああなるという意味が理解できました。

こうした調査?をしている中で、一般的な地図にはないルートを探り出そうとしている行動に、クラッチとヨーキが「そこまでする必要があるんですか!?」と疑問を持ち始めたようで、ワッキー&僕VSクラッチ&ヨーキの間で溝が出来ました。

特に疑問を感じたのはクラッチで、ヨーキはチームの気持ちが分断している状態を危惧しました。それで、急遽チームミーティングを昨夜の夕食時に行いました。クラッチは、何も知らない条件で挑戦するのがARなんじゃないですか?ということを主張し、またチームの方向性がどういうところにあるのか分からないと主張しました。

僕が、トップチームほどエゲツナイ行動を取るし、ルール上のグレーゾーンにも突っ込んだ行動を取るのもだと説明し、純粋な気持ちだけではトップを取ることは難しいし、そんなに甘いものではないと主張しました。これにはヨーキは納得していました。クラッチも、それはそれで理解できるので、そういうチームの方向性がハッキリしていれば何の文句もなくやりますということで落ち着きました。

今回の調査(?)行動は、それをするために前入りしたわけではなく、ある時間の中で最善の行動を取ろうということで流動的に柔軟に行動したのですが、それがチーム内でのチームコンセプトのコンセンサスの曖昧さを浮き彫りにし、メンバー間の気持ちが分断することになりました。結局、僕の「上位成績を目指すために最善の行動を取るし、そのためにはグレーゾーンにも突っ込む!」ということで意思統一が図れました。

今回の件は、レース中ではなかったので、チーム内の違和感にいち早く気づけたし、夕食を取りながらじっくり話し合うことができたので問題なく解決できました。これがレース中の追い込まれた状況ではどうなるのか?と言うことがチームの真価が問われるところだと思います。

これまでチーム内の雰囲気が良い状態できたので、そのままレースに突っ込むよりは、とても良い経験になったと思います。

田中正人

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