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レースの携帯食

レースの携帯食

XPD(世界選手権)に向け、少しずつ準備に励むイーストウインド。

一般的にアドベンチャーレースは、休憩時間は設けられていない。当然食事も出ない。自分たちで行動しながら食事を取る。
食事や睡眠を取るタイミングもすべて戦略なのだ。

他のチームが仮眠している間に、飛ばして順位を抜くこともある。それはそれで体力を消耗するが、それも踏まえてのレースである。

体力を消耗し、疲労困憊すればチーム内でストレスを感じ始める。最悪な場合はチームに亀裂が入る。長期アドベンチャーレースにおけるリタイヤの大半の理由は、このチームの亀裂によるものである。

通常のレースだと、主催者があらかじめ、種目と種目の入れ替え地点『トランジットエリア(TA)』に装備を運搬しておいてくれる。その装備と共に携帯食を入れておけば、次のTAまでの食料が手に入る。

TA間は1日で到着する場合もあれば、体調や調子によっては数日間かかる場合もある。よって選手たちも、装備に荷物を入れる際に何日間分の食料が必要かは計算をしておかなければならない。計算が狂うと途中で食料不足になる。なるべく荷物も軽くしたいから、余分に持っていく事もしたくない。ゆえに、リスクの高い計算でもある。

さて・・・長丁場のレースでは、どうにも醤油味など和味が食べたくなるとか。なんだかその気持ちもよく分かる。

写真はレース中の携帯食の一部。
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文:Sue Takeuchi(TEWマネージャー)

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