第7レグ:キャニオニング
距離:約44km
レース3日目。イーストウインドはいよいよユタ州特有のキャニオンに挑む。今のところ14位と好成績をキープするイーストウインド。しかしここでナヴィゲーションミスを犯してしまった。
ひとつ間違えて進むと、徐々に高低差が激しくなり、気がつくとキャニオンの頂点にいるはずが、谷底に降りてしまっていた。結局上りきることもできず来た道を引き戻る。ここで4時間のロスト。順位を大幅に下げてしまった。
ここで佐藤と駒井が足のかかとにマメができ、激痛が走る。駒井はほとんどヨチヨチ歩きに近くなる。
調子を崩している駒井を田中が牽引し続ける。しかし40度を超える猛暑のため、田中は食欲を失い、食料袋はほとんど残ったまま。
ペースの上がらない駒井と佐藤に、スタミナの残っている横山の顔が自然と苛立ちに変わってきた。
ここからが真の【アドベンチャーレース】が待っている。
(写真:キャニオニングステージ)