11月に参戦するARWC2024(エクアドル)に向けて、4人でエクストリームシリーズ尾瀬桧枝岐大会に参加しました(本来は3人1チームなので、当チームはオープン参加になります)
◆出場メンバー:田中正人、米元瑛、所幸子、小倉徹
◆目標:13時までにゴール(主催者の予想トップゴールは14時30分)
◆結果:13:28ゴール(トップゴール)
今回はエクアドル大会出場メンバーのトレーニング目的で参加した。
トレーニングと言っても体力面ではなく、チームビルディングとして取り組んだ。
そのために事前ミーティングで各自とチームの目標&課題設定を行なった。
本番では1秒でも無駄にしないシビアな行動を求めたが、最終レグのMTBを出発する時にテツ(小倉徹)が出遅れた。
下りの林道だった為、あっという間に差が開いてしまった。
こうしてメンバーが離れてしまった時にこそ、最後尾が転倒するなどトラブルが発生することが多い。
幸いトラブルなく合流できたが、チーム内としては大きな問題として事後ミーティングで話し合われた。
最終トランジッションにどういう意識で入っていったのか?メンバー間でギャップがあったのは確かだ。
そのちょっとしたズレが、真剣に取り組むレースでは大きな問題に発展してしまう。
テツなりの言い訳はあったのだが、トランジッションに入る前にコミニュケーションを取っていれば解決できることだった。
コミニュケーションを取るとは、自分の意見を伝えるだけではダメで、合意の形成を作るまでしなければならない。
そのシビアさを持ってエクアドルに挑んで行きたい。
エクアドルに向けたチーム作りの一環として出場したが、たくさんの学びを得ることができた。
ショートレースということもあり最初からフルスロットルでスタートしたことが幸いし、直ぐにメンバー間の疲労度に差が出る展開となった。
その中で選手の強みがでる場面もあるが、やはり弱みが出たところが目立った。
チームとしての弱みが出やすいパターンをいくつか経験できたのは大きな収穫だ。
このレースで得た大きな学びは離れないことの重要さである。
当たり前の事だが苦しい場面でそれが見えなり易いのもまた人間だ。
高いレベルで離れないために何が出来るか。
いい課題を頂けたありがたいレースとなった。
スタッフの皆様ありがとうございました。
7月のNiseko Expedition以来の国内レース参戦となった。
9月頭に体調を崩してからあまり走れていなかったため、体力に不安を抱えた状態での出場だったが、結果として予感が的中してしまい、終始3人に押したり引いたり助けてもらいながらの息切れレースとなってしまった。
去年のニュージーランドGODZoneでの田中正人の言葉を借用すれば「私の存在がチームに困難を与えることになった。
しかしこれをチームで乗り越えるのがアドベンチャーレースだ」と言えるだろうか。
そんなお荷物ジョージだったのだが、ただ引きずり回されているだけでは参加している意味がない。
今回の己のミッションである「鼓舞する」という点では主に自分自身を鼓舞することで精一杯だったのだが、チームのゴール目標としていた13時に向けて、常に時計を意識して時間を口に出し、最後まで1分1秒を意識して走り切ることができたのは良い点だったと思う。
結果としては13時28分ゴールとなり目標は達成できなかったが、全員が出し切ったことでチーム内での課題も炙り出すことができ、大変有意義な1日となった。
エクアドルまでに体力を満足いくレベルまで上げて、今度こそ「チームを鼓舞」できるように頑張りたい。【小倉徹】
ARJS長州大会からの教訓を得ての今回エクストリームシリーズ尾瀬檜枝岐大会であった。
自分はエクアドルに向けてこのチームにフィットすることが目的だった。
そのためにも巡航速度を落とさない(牽引する、される)事と、自分の状況をタイムリーに皆んなに伝えてコミュニケーションを図ることを意識した。
レースはとにかく自分の目的を意識して全力を尽くした。
他のチームのことは考えず、自分の事、チームのことだけを考えて挑めた。しかしそんな中でも個人的な課題は出てきた。
どんな課題も妥協せずエクアドルに向けて向き合っていきたい。